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「子育てが辛い」あなたのインナーチャイルドと愛の定義

目次

子育てとあなたのインナーチャイルド

子育てが辛い・・・。
今回はカウンセラー目線で解説です。

子育て中に、イライラして感情が爆発しそう!で苦しい事って良くあります。
前回お話ししたように、時間に追われて、自分の作業も何度も何度も何度も中断されてイライラ・・・。
というのもありますが、そういうのとも違う、どうしようもないようなイライラ・ザワザワ、そして葛藤。

そんな子育て中の心についてです。

インナーチャイルドって何?

まずは、インナーチャイルドについて説明しましょう。
言葉としては、聞いたことがある方もいらっしゃると思います。
インナーチャイルドとは、自分の「内なる子ども心」です。

誰にでもあります。思った以上に沢山です(笑)。
大人になっても、心の中にインナーチャイルドが沢山いる方も、少なくありません。
大人になっても、心が成長せずに子どものまま、ということです。
心の中に、大人心と子ども心が混在していると思ってくださいね。

インナーチャイルドは、人生の初期(6才くらいまで)につくられた思考パターンで、パソコンでいうOSの様なものです。幼児期につくられたこのOSは、家族に対する思いで形成されます。

子どもの時のことを思い出してみてください。

「何もしていないのに、急に叱られた」

「貧乏で自分のほしいおもちゃを買ってもらえなかった」

「妹(弟)ばかりかわいがって、いつも我慢させられた」

「頑張っても、認めてくれなかった」

「いつも怒っていて、褒められなかった」

そんな思い出はありませんか?
きっと、悔しくて悲しかったでしょう。

そして、自分はああはならない、と思ったことでしょう。

理想のお母さん像

実際に子育てが始まると、お母さんは家事に育児に大忙しです。

睡眠も十分にとれなくて、いつでも寝不足です。
ご飯なんて、温かいご飯を・キチンと盛り付けられて・座って 食べられもしないでしょう。
トイレだって、自分のタイミングでいけないことがほとんどです。

そんな状態になるまで頑張っているのに、いつまでたってもうちの中はぐちゃぐちゃで。
結婚してすぐの頃は、頑張って居心地の良いうちだったのに。

家にしかいないのに、休みたいと思っても休めなくて。
寝てるのかも知れないけど、それは赤ちゃんが寝たときで、その時は眠くなかったりするし。
っていうか、寝てるうちに家事をやらなくちゃいけなくて、そうすると自分の寝る時間が無くなって・・・・。

世の中のお母さん方、本当にいつもお疲れ様です。
そして、ありがとうございます。 

お母さんになったら、こんな風にして子育てして生活したい。

そんな理想があったはずなのに、全く追いついてない。
自分にがっかりするし、でももうこれ以上頑張れない。しんどい。
ネットを見ると、育児を楽しんで・素敵なおうちで生活している人が沢山です。
「こんな風にできないのって、私だけ?」
なんて自己嫌悪になったりします。

そもそも、睡眠不足だし産後のホルモンの変化も手伝って、落ち着いて考えられる状態でもありません。
(自分では落ち着いてるつもりでも、です)

こんなお母さんになりたい!の「こんな」は、子どもの頃に理想としたお母さん像だったりします。

インナーチャイルドと愛の定義

子どもの時の出来事とそれについての記憶は、自分が忘れてしまっても、心の奥底に重なって存在しています。

子どもの時は、まだ心が成熟していないので、こんな風に愛情を定義します。
「なんでもお世話してくれること」
「いつでも話を聞いてくれること」
「全てを受け入れてくれて、やりたいようにやらせてくれること」
「楽しませてくれること」
「自分を一番に扱ってくれること」
などなど。

でも、本当の愛情は
「相手にとって苦言であっても、それを教えて成長できるようにすること」
です。

嫌がられたとしても、嫌われたとしても、愛情があるからこそ、相手のためを思って行動してくれるのです。
本当の愛は、厳しさも備える。とはよく言ったもの。

でも、子どもの時にはこれがわからないのです。
「自分の親は、本当にひどかった」
というような気持ちは、誰にでもあるものです。

自分が実際に母親の立場になると、子どもの時の愛の定義がまだ多くあるので、その通りにしないと子どもに責められるような気がしてしまいます。
赤ちゃんは様々な理由で泣きますが、泣かれると「自分が責められている気がする」というお悩みも、実は多いです。
家族のために仕事や家事をしているのに、子どもの頃の愛の定義で自分が困ってしまうんですね。
ブレーキをかけながら進むようなものなので、これは本当に疲れます。

愛の定義を変えた方が良いのですが、例えば「いつでも話を聞いてくれることが愛」と思っているインナーチャイルドは、話を聞いてもらえない・無視されたという体験をしていることが多いです。
その時のインナーチャイルドは、悲しくて傷ついているんですね。
なので、まずはそのインナーチャイルドをしっかり癒やしてあげないと、先に進めません。

出産して子育てをはじめたお母さんは、このインナーチャイルドがウズウズと顔を出してきます。
赤ちゃんが泣くたびに、心がなんとも言えないザワザワで押しつぶされそうになったりします。

このブログを読んで、「自分の愛の定義って?」と気がつくことで、考える手立てになるかもしれません。
そして、どうしても辛くて仕方ない・・という方には、カウンセリングをお勧めします。

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