インナーチャイルドと癒やし
目次
「癒やし」の意味
「癒やし」と聞いてどんなことをイメージしますか?
これといったはっきりした定義がないので、10人いれば、10通りの答えがありそうですね。
前回ブログで「癒やしのその先がある」という事を書いたので、今回はそれをもう少し掘り下げようかと思います。
癒やしとは?
そもそも、癒やしとはなんでしょうか?
癒やしは英語でHEALINGです。
HEALINGの意味を調べると、「(病気の)治癒・回復」「癒やし」とありました。
ウィキペディアで「癒やし」を調べてみても、
①病気=身体的回復
②病気の回復にとどまらず、苦しさからの解放
という大きく二つの意味があることがわかります。
身体と心は繋がっていますから、切り離しては考えられないと言うことです。
柚月は看護学生時代に「健康を定義せよ」という授業がありましたが、同じように
・身体的に病気やけががなくても、気持ちが落ち込んでいたら健康とは言えない?
・気持ちが元気でも、病気やけががあったら、健康とは言えない?
・病気やけががあっても、心が元気で充実した生活をしていたら、健康?
などなど、学生同士で意見を出し合って、自分たちの考える「健康」を発表するという授業です。
ちなみに、WHOの定義する健康について、日本WHO協会訳では
「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。」
とされています。
この健康の定義を満たしていると、確かに充実した人生を送れそうです(笑)。
ちょっと話がずれましたが、「癒やし」には身体に対するものと心に対するものの、二つの側面があると言えそうです。
※身体的な痛みや病気・けががあるときは、病院にかかりましょうね!
日本は1990年代から癒やしブームと言われていますが、その発端は「病気じゃないけど、ストレスから解放されたい」という事のようです。
これは今も変わりませんね。
「こんなことで困ってる」
「この状況が辛い」
「上手くいかない、自信が無い」
というストレスから解放されたいという方は、たくさんいらっしゃるでしょうし、むしろストレスがないという方はいらっしゃらないかもしれませんね。
そして癒やしの方法は、本当にたくさんありますね。
例:アロマテラピー、ヒーリングミュージック、パワースポットに行く、瞑想、代替医療・・・等々です。
インナーチャイルドと癒やし
Office.Fujitaでは、フラクタル心理学を使ってカウンセリングをするので、今起きている現象(困りごと)のタネになる部分(深層意識)を読み解いていきます。フラクタル心理学では、「思考が現実化する。100%例外なく。」と言います。
100%例外なく、です。
こんなことは望んでいない!と思うかも知れませんね。
「思考が現実化する」の「思考」には深層意識も含まれます。
表層意識は20%、深層意識は80%といわれています。
例えば、現実を創るあなたの思考100%のうち、
表層意識・・「お金持ちになりたい」が20%
深層意識・・「どうせ自分はお金無くて貧しいんだ」が80%
さて、どちらが優勢だと思いますか?
どちらの思考が現実化するでしょうか?
答えは・・・わかりますよね(貧乏の方が現実化します)。
深層意識は、今はもう忘れてしまった「過去の自分の思考」とも言えます。
当たり前になりすぎて気がつけない「自分の思い込み」や「決めつけ(自分は●●だ、など)」です。
カウンセリングでは、この思い込み・決めつけをするきっかけとなったタネを探っていきます。
そのほとんどは子どもの時の勘違いや思い込みです。
先ほどの例えでいくと、
子どもの時におもちゃをねだったら、「うちはお金がないんだから!」と親に言われていつも買ってもらえなかった。
自分の家はお金がないんだ、貧乏な家の生まれなんだ。自分は欲しいものを手に入れられないんだ。
こんな風に思い込んだのが、インナーチャイルド、自分の内なる子どもです。
インナーチャイルドは、欲しいおもちゃを買ってもらえなかった悲しみや怒り、諦めなどを感じています。
そしてそのまま、深層意識にいるんですね。あなた自身が忘れてしまっても、です。
そして、大人になった今でも無意識に「自分はお金がない」「自分は貧乏だ」と思い、その現実を創っていくのです。
このインナーチャイルドの気持ちに寄り添っていくことが、私たちのいう癒やしです。
癒やしのその先
大人は「好きなことにばかりお金を使っていたら、生活が成り立たない」とわかります。
しかしインナーチャイルドは子どもの心なので、
「おもちゃよりも生活費を優先しないといけない」
と言っても納得できません。
「だってみんな持ってるもん!」とか「自分は大事じゃないから買ってくれないんだ」とか色々勘違いをしていきます。
それが悪いということではなく、子どもの心はそういうものなんですね。
誰もが心当たりがあるのではないでしょうか。
インナーチャイルドの気持ちは感情なので、感情に向き合って寄り添うということが癒やしのスタートです。
ものすごく困っていてどうしようもなく辛いときに、ド正論で説得されても癒やされないのは大人も同じですよね。
その時の悲しさや怒りといった感情を受け止めて癒やしてから、次はインナーチャイルドがわかるように教えていく必要があります。
(自分の)勘違いで貧乏な現実を創っていると、大人の自分は困りますものね。
カウンセリングはこのような感じで「困りごとの現象のタネ」を見つけていき、そのインナーチャイルドを癒やし、勘違いを解いていくことで、問題解決に導きます。
色々な癒やしをしてきたけれど、その時は良くてもまた堂々巡り・・・
そんな方は、一度カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。
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見てみてくださいね。